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調査範囲
①冷蔵庫の素材
②製品の組立
③製品輸送
④使用
⑤製品輸送
⑥リサイクル
⑦廃棄処理
電力の環境負荷
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究
の中の、電気事業連合会2003の報告より日本の電力の環境負荷は
0.407kg-CO2/kWh
であることがわかった。
①素材
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究
の中から原材料となる素材のCO2排出原単位を引用して、質量と掛け合わせることによって、素材のCO2排出量を算出した。
* 素材構成に関しては
日本電機工業会
東芝家電製造株式会社のpdf
を参考にした。
②製品の組立
* 冷蔵庫を1台製造する際に工場で消費される電力、燃料を求める。
* 松野ら、1996の研究より、洗濯機1台を製造するのにかかる電力、燃料を質量単位で考えて、冷蔵庫にも適用させる。
* 組立工場段階だけでなく、部品製造段階の排出量は1.26倍として考える。(前回の磯崎の論文より)
③輸送
* ナショナルの冷蔵庫工場が滋賀県草津市にあるため、仮に東京に運んで、販売するとして、東京から474.2kmを運送するとして考える。
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究よりトラック輸送の場合、4トントラックで運ぶとすると、0.472kg-CO2/kmかかる。
* 4トントラックの大きさは約2.5×8.5mであるので、冷蔵庫約50台を運ぶことができる。
* 474.2×0.472÷50=4.476kg-CO2
④使用(消費)
* The ノンフロン冷蔵庫はカタログによると消費電力は年間350kWhである。
* 冷蔵庫は約12年間もつとする。
* 電気は0.407kg-CO2/kWhとする。
* 350×12× 0.407 =1709.4kg-CO2
⑤使用済み製品輸送
* 販売者が消費者宅まで回収にくるが決して買った店でなければいけないことはなく、近場の店や回収業者が回収にくるので無視する。
* 集められた松下電器の使用済み冷蔵庫は兵庫県加東市の松下エコテクノロジーセンターまで運ばれる。
* 距離は東京から約588.2kmであるため、4トントラックで輸送するまでのCO2排出量を④同様に算出する。
* 588.2×0.472÷50=5.553kg-CO2
⑥リサイクルをLCAにどのように含めるか
* 1つの製品のライフサイクルで発生する環境負荷を考えるのがLCA
* その製品の使用後の処理段階でリサイクルして新たに生まれ変わった素材・材料もまた別の製品のLCAの素材としてカウントされる。
* リサイクルしてできた素材が、資源から作られた素材の環境負荷と比較して、小さいようだったら、その差の分だけ、製品のLCAから減らす。
⑥冷蔵庫の素材別リサイクル率
* 財団法人家電製品協会の平成17年度報告書によると、年間で2820000台の冷蔵庫を回収し、リサイクルした。
* 66%のリサイクル率である。
⑥冷蔵庫リサイクル
* 松下エコテクノセンターにおける、使用済み冷蔵庫のリサイクルの流れ~
* 解体前に手作業でポリプロピレンやポリスチレンとコンプレッサを取る。
* シュレッダーにかける
* 磁力で鉄を取り出す。
* 風力で、軽いウレタンフォームを吸引する。
* 振動を加え、比重の違いで「重いもの」と「軽いもの」に分離する。
* 重いものは、銅とアルミの混合片なので、ミックスメタルとして非鉄精錬メーカーに渡す。
* 軽いものや回収しきれなかったものは処分する。
⑥各作業にかかる環境負荷
CREST 安井チームの戦略的基礎研究より
* 手作業による分別は0.00008kg-CO2/kg
* シュレッダー処理は0.0083kg-CO2/kg
* 磁器よる分別は0.0001kg-CO2/kg
* 比重による分別は0.0005kg-CO2/kg(自分で設定)
⑥各素材にかかる環境負荷
* 鉄
シュレッダー~磁器
32.34×(0.0083+0.0001)=0.271kg-CO2
* 銅とアルミニウム
シュレッダー~磁器~比重
1.32×(0.0083+0.0001+0.0005)=0.0117kg-CO2
0.66× ×(0.0083+0.0001+0.0005)=0.0059kg-CO2
* ポリプロピレンとポリスチレン
手選別のみ
7.335×0.00008=0.000587kg-CO2
7.81×0.00008=0.000625kg-CO2
⑦廃棄処理
* リサイクルできる分はリサイクルに回し、できなかった約36%を廃棄処理するとして、各素材について考える。
* 廃棄は一般廃棄物焼却と埋立てを考え、CO2排出量は
2.51+0.00348=2.51348kg-CO2/kg
⑦廃棄リサイクルにかかるCO2排出量と素材製造のCO2排出量の比較
ライフサイクルインベントリー
* よって冷蔵庫のLCAは1898.538kg-CO2である。
* 冷蔵庫1つを生産することで、使用後に
鉄(ステンレス)25.152kg
銅 0.461kg
アルミニウム 0.136kg
ポリプロピレン 2.256kg
ポリスチレン 2.45kg
がリサイクルされて、また素材として使用される。
合計 1898.538 kg
リサイクル廃棄 -58.964
輸送 5.553
使用 1709.4
輸送 476
使用 27.62
素材製造 210.453
CO2排出量
①冷蔵庫の素材
②製品の組立
③製品輸送
④使用
⑤製品輸送
⑥リサイクル
⑦廃棄処理
電力の環境負荷
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究
の中の、電気事業連合会2003の報告より日本の電力の環境負荷は
0.407kg-CO2/kWh
であることがわかった。
①素材
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究
の中から原材料となる素材のCO2排出原単位を引用して、質量と掛け合わせることによって、素材のCO2排出量を算出した。
* 素材構成に関しては
日本電機工業会
東芝家電製造株式会社のpdf
を参考にした。
②製品の組立
* 冷蔵庫を1台製造する際に工場で消費される電力、燃料を求める。
* 松野ら、1996の研究より、洗濯機1台を製造するのにかかる電力、燃料を質量単位で考えて、冷蔵庫にも適用させる。
* 組立工場段階だけでなく、部品製造段階の排出量は1.26倍として考える。(前回の磯崎の論文より)
③輸送
* ナショナルの冷蔵庫工場が滋賀県草津市にあるため、仮に東京に運んで、販売するとして、東京から474.2kmを運送するとして考える。
* CREST 安井チームの戦略的基礎研究よりトラック輸送の場合、4トントラックで運ぶとすると、0.472kg-CO2/kmかかる。
* 4トントラックの大きさは約2.5×8.5mであるので、冷蔵庫約50台を運ぶことができる。
* 474.2×0.472÷50=4.476kg-CO2
④使用(消費)
* The ノンフロン冷蔵庫はカタログによると消費電力は年間350kWhである。
* 冷蔵庫は約12年間もつとする。
* 電気は0.407kg-CO2/kWhとする。
* 350×12× 0.407 =1709.4kg-CO2
⑤使用済み製品輸送
* 販売者が消費者宅まで回収にくるが決して買った店でなければいけないことはなく、近場の店や回収業者が回収にくるので無視する。
* 集められた松下電器の使用済み冷蔵庫は兵庫県加東市の松下エコテクノロジーセンターまで運ばれる。
* 距離は東京から約588.2kmであるため、4トントラックで輸送するまでのCO2排出量を④同様に算出する。
* 588.2×0.472÷50=5.553kg-CO2
⑥リサイクルをLCAにどのように含めるか
* 1つの製品のライフサイクルで発生する環境負荷を考えるのがLCA
* その製品の使用後の処理段階でリサイクルして新たに生まれ変わった素材・材料もまた別の製品のLCAの素材としてカウントされる。
* リサイクルしてできた素材が、資源から作られた素材の環境負荷と比較して、小さいようだったら、その差の分だけ、製品のLCAから減らす。
⑥冷蔵庫の素材別リサイクル率
* 財団法人家電製品協会の平成17年度報告書によると、年間で2820000台の冷蔵庫を回収し、リサイクルした。
* 66%のリサイクル率である。
⑥冷蔵庫リサイクル
* 松下エコテクノセンターにおける、使用済み冷蔵庫のリサイクルの流れ~
* 解体前に手作業でポリプロピレンやポリスチレンとコンプレッサを取る。
* シュレッダーにかける
* 磁力で鉄を取り出す。
* 風力で、軽いウレタンフォームを吸引する。
* 振動を加え、比重の違いで「重いもの」と「軽いもの」に分離する。
* 重いものは、銅とアルミの混合片なので、ミックスメタルとして非鉄精錬メーカーに渡す。
* 軽いものや回収しきれなかったものは処分する。
⑥各作業にかかる環境負荷
CREST 安井チームの戦略的基礎研究より
* 手作業による分別は0.00008kg-CO2/kg
* シュレッダー処理は0.0083kg-CO2/kg
* 磁器よる分別は0.0001kg-CO2/kg
* 比重による分別は0.0005kg-CO2/kg(自分で設定)
⑥各素材にかかる環境負荷
* 鉄
シュレッダー~磁器
32.34×(0.0083+0.0001)=0.271kg-CO2
* 銅とアルミニウム
シュレッダー~磁器~比重
1.32×(0.0083+0.0001+0.0005)=0.0117kg-CO2
0.66× ×(0.0083+0.0001+0.0005)=0.0059kg-CO2
* ポリプロピレンとポリスチレン
手選別のみ
7.335×0.00008=0.000587kg-CO2
7.81×0.00008=0.000625kg-CO2
⑦廃棄処理
* リサイクルできる分はリサイクルに回し、できなかった約36%を廃棄処理するとして、各素材について考える。
* 廃棄は一般廃棄物焼却と埋立てを考え、CO2排出量は
2.51+0.00348=2.51348kg-CO2/kg
⑦廃棄リサイクルにかかるCO2排出量と素材製造のCO2排出量の比較
ライフサイクルインベントリー
* よって冷蔵庫のLCAは1898.538kg-CO2である。
* 冷蔵庫1つを生産することで、使用後に
鉄(ステンレス)25.152kg
銅 0.461kg
アルミニウム 0.136kg
ポリプロピレン 2.256kg
ポリスチレン 2.45kg
がリサイクルされて、また素材として使用される。
合計 1898.538 kg
リサイクル廃棄 -58.964
輸送 5.553
使用 1709.4
輸送 476
使用 27.62
素材製造 210.453
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